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パスポート更新——申請はオンラインも可能。受け取りはSFか、LV出張サービスRenewing your Japanese passport — apply online, pick it up in San Francisco or at the Las Vegas consular visit
最終更新: 2026年7月5日 | 最終確認: 2026年8月10日 | YO-MIDOKORO編集部 | 約11分

ネバダの管轄は在サンフランシスコ総領事館。申請はオンラインでできますが、受け取りはSFの窓口か、ラスベガスの領事出張サービスの会場です。次回のLV開催は2026年9月9日・10日。予約日が手続きで違うので、そこから逆算して動きます。
パスポートの残り期限、最後に確認したのはいつですか。切れてから気づくと、日本行きの航空券より先にSF行きの予定を組むことになります。先に結論から書きます。
やることは3つ。在留届を出す。オンラインで申請する。受け取り方を決める。この順番です。
そして受け取りには期限があります。6か月の起算点は公式ページ同士で食い違っているので(後述)、短いほうの「申請日から6か月」で計画するのが安全です。ラスベガスの領事出張サービスは開催が不定期なので、その期限までにLV開催が来ないなら、SFの窓口で受け取ることになります(次回は2026年9月9日・10日、その次は12月予定)。「LV開催を待てば必ずSFに行かずに済む」わけではない、という前提で計画してください。
すべての起点は「在留届」
ネバダ州を管轄するのは、在サンフランシスコ日本国総領事館です。公式には管轄区域が「Northern and Central California and Nevada」と示されていて、窓口は 275 Battery Street, Suite 2100, San Francisco, CA 94111(総領事館 - Location, Contacts & Office Hours)。ベガスからは、車でも飛行機でも一日仕事です。
だからこそ在留届が効いてきます。領事出張サービスがラスベガスに来るとき、その告知は総領事館のサイトと「領事メール」で流れます。領事メールが届くのは在留届を出している人なので、在留届を出しておくと、告知に気づきやすくなります(サイトを自分で見に行く手もありますが、告知から締切までが短いことがあります)。まだの人は、パスポートより先にこれを済ませてください。オンラインで完結します。
そもそも在留届は任意ではありません。外務省のオンライン在留届(ORRネット)では、旅券法第16条により、海外に住所または一時滞在先を定めて3か月以上滞在する日本人には提出が義務付けられていると説明されています(オンライン在留届 ORRネット)。
出して終わり、ではない——変更届を忘れない
ここが抜けやすい。在留届は、出したあと中身が変わったら更新する必要があります。ORRネットのFAQでは、連絡先・住所・家族構成などの記載事項が変わった場合は「変更届」を、帰国や第三国への転居の場合は「帰国・転出届」を提出するよう案内されています(在留届FAQ)。
そして前の節を思い出してください。LV開催の告知は、在留届に登録された連絡先に届くのです。引っ越した、電話番号を変えた、メールアドレスを使わなくなった——そのまま放置すれば、届出は出ているのに肝心の知らせだけが届かない。ベガスは引っ越しの多い街です。住所を変えた日に、在留届も一緒に直す。それだけで、次のチャンスを取りこぼさずに済みます。
3か月未満で来る家族は、在留届ではなく「たびレジ」
日本から親や友人が遊びに来るとき、在留届は関係ありません。短期滞在者向けにはたびレジがあり、外務省からの最新の海外安全情報を日本語で受け取れる無料の配信サービスです(たびレジ)。ORRネットのFAQでも、3か月未満の滞在者はたびレジへ、と案内されています。
境目は滞在期間です。3か月以上住むなら在留届、3か月未満の旅行・出張ならたびレジ。短期のつもりで来た人が長期滞在に切り替わるときは、在留届の対象になるかを確認してください。
8月25日から、マイナポータルという2本目の入口(予定)
まず新しい話から。2026年8月25日午前8時(日本時間)以降、「国外転出」と記載されたマイナンバーカードを持つ人は、マイナポータルからもパスポートを申請できるようになる予定です。外務省の海外安全ホームページに出た領事メールは「可能となる予定です」と書いていて、確定した話ではありません。在サンフランシスコ日本国総領事館も2026年8月3日に同じ内容を案内しています。これまでどおりORRネットからの申請も続けられるので、入口が2本になる、という話です。
マイナポータル側の実務はデジタル庁が告知しています。刷新は同じ8月25日の予定で、申請には「マイナアプリ」が必要。いま申請を途中まで進めて `.dat` の申請ファイルを保存している人は、刷新後にそのファイルから再開できません。刷新前に出し切るか、刷新後にやり直すことになります。
総領事館が挙げている利点は3つです。戸籍情報がシステムで自動取得されるので、有効なパスポートがない人や、氏名・本籍地に変更があった人でも、戸籍謄本や電子戸籍パスを別に用意しなくてよくなります(ただし未成年者などの申請を法定代理人が代理で出す場合で、申請者と法定代理人の戸籍が違うときは電子戸籍パスが必要)。一時帰国中に日本国内の旅券事務所で受け取る選択もオンラインで申請できます。そして代理提出のとき、法定代理人はマイナンバーカードで電子署名するので署名画像のアップロードが不要です(申請者本人の自署画像は引き続き要ります)。
ひとつ注意を。この案内は、外務省のパスポート案内ページにも総領事館の申請ページにも、まだ載っていません。外務省の「国外からオンライン申請する」(令和8年8月4日付)は今も「国内からはマイナポータル/国外からはORRネット」という建て付けのままで、総領事館のパスポート申請ページ(英語版は2026年3月9日付)にもマイナポータルの記載がありません。載っているのは外務省の海外安全ホームページに出た領事メールのほうです。予定は動きうるので、8月25日以降に、外務省と総領事館の案内ページで最新を確認してから動いてください。操作方法の説明動画とマニュアルも、8月25日以降に公開される予定です。
オンライン申請の実際の日数
更新申請はオンラインでもできます(ORRネット経由の場合、対象はオンライン在留届を出している人——ここでも在留届が起点です)。総領事館の公式案内では、処理にはおおむね1〜1.5か月かかるとされています(Japanese Passport Application/Renewal)。書類に不備があれば、ここからさらに延びます。しかも2025年3月24日から、パスポートは日本で作成してから領事館へ郵送される方式に変わりました。郵送の遅延や書類の不備があると、予定日に受け取れないことがあります。
余裕を見るなら、切れる3か月前に動き始めるのが現実的なラインです。「来月日本に帰るから、その前に更新すればいい」は、間に合わない可能性があります。
受け取りにも期限があり、申請者本人が受け取る必要があります。ただし6か月をどこから数えるかは、公式ページ同士で書き方が違います。外務省は「新しいパスポートが発行されたら6か月以内に受け取ってください」——発行が起点です。在サンフランシスコ総領事館の英語ページは「申請日から6か月以内」。申請から発行まで1〜1.5か月かかるので、申請日から数えたほうが期限は早く来ます。短いほうに合わせておけば、どちらの読み方でも間に合います。受け取らないまま失効させると(未交付失効)、5年以内の再申請は手数料が割高になります。窓口で手続きする場合は予約制で、期限切れ・紛失・氏名や本籍の変更があるケースでは戸籍謄本を求められることがあります。
受け取り先はSF窓口か、領事出張サービスの会場です。LV開催がこの6か月の期限までに来るとは限らないので、期限が近づいてきたらSFで受け取る前提に切り替えてください。なお、オンラインで申請した旅券は後日の出張サービスで受け取れます。ただし回ごとに「いつまでに交付予定通知を受け取っているか」という締切と、別途の予約があります。9月の回なら9月1日までに通知、予約は9月2日です。
次回のLV開催は9月9日・10日
2026年7月30日に告知が出ました。次回のラスベガス領事出張サービスは、2026年9月9日(水)14:00–16:00と9月10日(木)10:00–13:00。会場はCollege of Southern Nevada(CSN)チャールストンキャンパスのB棟102号室(6375 W. Charleston Blvd.)です。
予約日が手続きによって違うので、そこだけ間違えないでください。
| やりたいこと | 予約の取り方 |
|---|---|
| オンライン申請した旅券・証明を会場で受け取る | 9月2日(水)9:30–15:30にオンラインで予約。対象は9月1日(火)までに交付予定通知(受取依頼)のメールを受け取った人 |
| 会場で申請して、次回(12月予定)に受け取る | 9月1日・2日の9:30–11:30と13:00–15:30に電話予約(415-916-0344/415-916-0348) |
| 在外選挙、マイナンバーカードの受取 | 9月2日に電話(415-916-0344) |
支払いはマネーオーダーのみ。クレジットカードのオンライン決済は受け付けていません。
ここで効いてくるのが逆算です。総領事館は「パスポートの申請から受取までは約1か月半かかる」として、これからオンライン申請を始める人には次回(12月予定)を案内しています。9月の回で受け取りたいなら、9月1日までに交付予定通知が届いている必要がある、ということです。
参考までに、その前の開催は2026年6月16日・17日、同じCSN Charlestonキャンパスでした。告知は5月中旬、予約受付は6月10日からの2日間だけ。告知から締切までが短いのがこのサービスの常です。だから次の項の在留届が効きます。リノでも開催がありますが「リノ近郊在住者対象」の建て付けで、ベガス住まいだと基本は対象外です。
ひとつ注意点。署名証明はオンラインでは取れず、会場かSF窓口のみ。車の売却や実印関係で署名証明が要る人は、出張サービスが唯一の「SFに行かない」選択肢になります。
手数料と連絡先
手数料は2026年7月1日に改定され、大きく下がりました(領事事務手数料について。適用されるのは申請日時点の額)。10年旅券の書面申請は、6月30日まで$109だったものが$62になりました。
| 種別 | 書面申請 | オンライン申請 | 書面(6月30日まで) | オンライン(6月30日まで) |
|---|---|---|---|---|
| 10年旅券 | $62 | $60 | $109 | $107 |
| 5年旅券 | $32 | $30 | $76 | $73 |
あわせて制度も変わりました。2026年7月1日以降、5年旅券を申請できるのは18歳未満のみ(大人は10年一択)。12歳未満の割引区分は廃止されています。
支払い方法は場所で違います。SF窓口は現金またはマネーオーダー(有効期限のないもの。オンライン申請でクレジットカード情報を事前登録した場合はカード決済も可)。領事出張サービスの会場はマネーオーダーのみ——現金もカードも使えません。ベガスの会場で申請するつもりなら、マネーオーダーを先に用意しておく必要があります。
- 予約専用:415-916-0344 / 415-916-0348(9〜12時、13〜17時)
- 問い合わせ:415-780-6000 内線6096 / ryoken@sr.mofa.go.jp
なお子どもの旅券には選択肢がありません。18歳未満の申請者は5年旅券のみです(逆に大人は前述のとおり10年のみ)。また未成年の申請では、親権・戸籍・出生・国籍・同意書が関わることがあります。国際結婚、離婚、二重国籍、出生届が絡む家庭は、この記事のような一般記事ではなく、公式ページと総領事館に直接確認してください。ここは間違えると渡航そのものが止まります。
会場でついでにできること
出張サービスの会場では、在外選挙人名簿の登録とマイナンバーカードの交付も受けられます。なお100マイル以上の遠隔地在住なら、在外選挙登録はビデオ通話でも可能。ベガスはSFから十分遠いので、これも覚えておいて損はありません。
紛失した日のために、今日やっておくこと
旅券を失くしてから困るのは、番号も有効期限も分からないことです。パスポートの写真ページ、ビザやI-94、グリーンカードのコピー、在留届のログイン情報、総領事館の連絡先、日本の家族の連絡先。これらをスマホの中だけに置いておくと、そのスマホごと失くした日に手が止まります。クラウドと紙、それに家族と共有した場所と、保管先を分けておいてください。
その次の開催(12月予定)も、発表され次第このダイジェストとメルマガで速報します。在留届だけは今日出しておいてください。
なお、日程・手数料・年齢区分・支払い方法は変わります。この記事の数字は2026年8月3日時点のものなので、申請の前に必ず総領事館の公式ページでご確認ください。1つ間違えると、その日は手続きできません。
※この記事は一般的な情報提供です。 個別の医療・法律・税務・移民・保険・金融に関する助言ではありません。制度・料金・要件は変わることがあり、実際の手続きや判断の前に、医師・弁護士・CPA(会計士)・各公式窓口など専門家にご確認ください。旅券・戸籍・国籍・出生・婚姻・証明に関する個別判断は、必ず管轄公館にご確認ください。