おでかけDays out
ザイオンとブライスを1泊で——シャトルと$100加算を押さえる回り方Zion and Bryce in one overnight — the shuttle system, and the new $100 non-resident fee
最終更新: 2026年7月10日 | 最終確認: 2026年7月10日 | YO-MIDOKORO編集部 | 約6分

ベガスから1泊2日で回るなら、ザイオンとブライスは一度につなげます。そそり立つ岩壁の谷と、無数の石柱が並ぶ高原。性格の違う2大公園を1泊2日でつなぐ順路、混雑期のシャトル制、そして2026年から両公園にかかる非居住者$100加算まで、段取りをまとめます。
車で行ける絶景の中でも、泊まって回る価値が一番はっきりしているのが、ザイオンとブライスキャニオンです。この2つ、車で2時間弱の距離にあり、性格がまったく違う。だから1泊2日でつなぐと、ひと粒で二度おいしい旅になります。
ただし、混雑期のシャトル制と、2026年から始まった料金には、事前の段取りが要ります。順に。
性格の違う2大公園
ザイオンは、そそり立つ赤い岩壁の「谷の底」を歩く公園。ベガスからI-15を北へ約160マイル、2.5〜3時間(ユタに入ると時計が1時間進みます)。川沿いの平坦な道から、鎖を頼りに登る難路まで、体力に応じて選べます。
ブライスキャニオンは、フードゥーと呼ばれる無数のオレンジの石柱が円形劇場のように並ぶ高原。ザイオンから約84マイル、2時間弱。標高が2,400〜2,700メートルと高く、夏でも涼しく、冬は雪。同じユタでも、谷のザイオンと高原のブライスは、気候まで別物です。
混雑期は「自家用車で谷に入れない」
ザイオンで一番戸惑うのが、シャトル制です。春から秋(2026年は3月7日〜11月28日)は、ザイオン渓谷のメインの道に一般車が原則乗り入れできず、移動は無料のシャトルバスが基本になります。車で入れると思って行くと、入口で足止めされる。この期間は、ビジターセンターに車を置いてシャトルで奥へ、が基本の動きです(隣町スプリングデールからの町シャトルもあります)。なお11月29日〜12月25日はシャトル運休ですが、年末年始の12月26日〜2027年1月2日は時間短縮の臨時シャトルが別途運行されます。
ブライスにも無料シャトル(4月3日〜10月18日)がありますが、こちらは任意。展望台の駐車場が混むとき以外は、自家用車でも回れます。
2026年からの$100加算——両方が対象
ここが今回いちばん大事な注意点です。ザイオンもブライスも、2026年から始まった非居住者$100加算の対象。米国に住んでいない16歳以上の人は、通常の入園料(車1台$35・7日間有効)に加えて、1人$100ずつを、それぞれの公園で払うことになります。加算の境界も入園料の境界も16歳で、16歳未満は徒歩・自転車での入園料もかかりません。
ザイオンでひとつ、うっかりしやすい運用があります。車で入園したあと、いったん出てスプリングデールに駐車し、歩いてまた入る——この再入場でもパスの提示を求められます。パスは車に置いたままにせず、必ず持って出てください。
日本から来た家族4人(16歳以上)で両公園に入ると、$100×4人×2公園で、加算だけで$800。無視できません。
回避策は、アメリカ・ザ・ビューティフルの年間パス。1枚あれば、パスを持った人と私用車の同乗者全員(またはバイク2台)の$100加算が、両公園とも免除されます。1人あたりで料金を取る場所では、本人+大人3人まで。非居住者向けは$250ですが、ベガス在住のあなたが同行するなら、居住者向けの$80パスで同じことができます——免除の範囲は、パスの種類にも発行年にも関係なく同じだからです。家族4人を乗せて2公園なら、$800の加算が$80で消えます。
居住者かどうかは書類で見られます。米国パスポート、州発行の運転免許証か州ID、グリーンカードのいずれか。ネバダの免許証で足ります。在住者本人は、そもそも加算の対象外です。詳しい仕組みはグランドキャニオンは2か所あるでも触れています。
1泊2日の回り方
定番はこうです。以下の時間はシャトル待ちや駐車の順番待ちを含まない目安で、混雑期は各所で余分に時間がかかります。詰め込みすぎたと感じたら、1日目のハイキングを1つ減らすのが安全です。
1日目:朝ベガスを発ち、昼前にザイオン着。シャトルで奥へ入り、川沿いのRiverside Walk(往復2.2マイル・平坦)やEmerald Poolsなど軽めのハイキングで谷を味わう。夕方、US-89とUT-12の景観ルートでブライスへ移動(約2時間)。ブライス側に泊まる(園内ロッジやBryce Canyon Cityの宿)。
2日目:早朝、ブライスのSunrise Pointで朝日を浴び、Navajo Loop〜Queen's Gardenを歩いて石柱群の底へ降りる。Bryce Point、Inspiration Pointの展望を回って、午後ベガスへ帰路。Navajo LoopはWall Street側が2026年シーズン中、月〜木曜の午前6時〜正午に工事のため部分閉鎖されています(Two Bridges側は通行可)。行程に組み込むなら直前に公式で最新の閉鎖状況を確認してください。
なぜブライス泊かというと、翌朝の展望台への早朝アクセスが効くからと、ザイオン側(スプリングデール)の宿が通年混んで取りにくいから。もちろんザイオン泊で逆回りも可能です。
難路のAngels Landing(ザイオン)は許可制(抽選・別料金)で、鎖場の続く危険なコース。1泊2日の軽い旅には組み込まず、上級者が別途計画するのが無難です。
暑さと冬季の凍結を避けたいなら、編集部では10月をおすすめします。トレイルが開き、紅葉もあり、真夏の激混みを外せます。ブライスは高地なので、冬は積雪でトレイルの一部が閉じます。行く時期の状況は、出発前に必ず公式で確認を。
近場でもっと手軽ならレッドロックやバレー・オブ・ファイア、泊まるならキャンプ場ガイドもどうぞ。
編集メモ:入園料・シャトル運行期間・$100加算が両公園とも対象である点・$250非居住者パスでの免除は、2026年7月10日にNPS公式(Zion/Bryce各fees・shuttle・非居住者料金ページ)で確認しました。ベガス→ザイオン、ザイオン→ブライスの距離・所要時間はNPS公式に明記がなく、複数の情報が一致する目安値です。1泊2日の順路は編集部の提案で、公式の推奨ではありません。ザイオンの年末年始シャトル運行(12月26日〜2027年1月2日、時間短縮)は2026年7月27日にNPS公式ニュースリリース(nps.gov/zion/learn/news/2026-02-06-shuttle-schedule.htm)で確認しました。Bryce CanyonのNavajo Loop(Wall Street側)の月〜木曜午前6時〜正午の部分閉鎖は、同日にNPS公式の Current Conditions(6月13日掲示「Temporary Wall Street Closures」・6月15日開始・2026年シーズン中継続・Two Bridges側は通行可)で確認しました。「ベストシーズンは10月」は公式の推奨ではなく編集部の見立てです。料金・シャトル・季節閉鎖は変わります。訪問前に必ず公式で最新をご確認ください。
旅行の全体像(ショー・ツアー・ホテル・空港からの移動・チップ)は、ラスベガス旅行ガイドに1ページでまとめてあります。
※この記事は一般的な情報提供です。 料金・営業時間・予約要件・道路や天候の状況は季節や年によって変わります。お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。